神様のカルテ・第一夜
感想をまとめようとしてもつい思い出し泣きしてしまい、気がつけば二夜目前。
夏目漱石の作風に強く影響を受けた一止先生。その先生を演じる福士蒼汰君、違和感が全然なくするっと『神カル』の世界に連れていかれました。
考えてみれば福士君、去年は太宰治原作『浦島さん』、坂口安吾原作『新十郎探偵帖(安吾捕物帳)』と時代を感じさせる作品に連続して出ていたからその演技が生かされているのかなぁと素人は思ったりもしました。
清野菜名さん演じるハルさんの寄り添い方も素敵。普段のやり取りは仲の良さが微笑ましいし一止先生に何かあったときには柔らかくそばにいる。素敵(二度目)。
栗原夫婦がこのお二人で良かった。
感情を揺さぶられるシーンは多かったけれどやっぱり風吹ジュンさんの演技がもう涙腺に直撃した。特に亡くなったあとの手紙(ナレーション)と横たわる姿にはもう言葉など無用で泣いたわ。久しぶりの綺麗な涙だった…
二時間があっという間でありながら中身がつまってずっしり快い重み。続く二夜も覚悟して観たい。
実はドラマが凄すぎて合間のヤクルトのCMにすら泣きかけた。