試される大地、ときどき彩の国

ツイッターのプロフ欄の補足、ときどき日記

神様のカルテ・第三夜

夏目漱石が愛読書って女ごごろに疎そう(偏見)

 

神様のカルテに登場する人物って『現実にいる人』だなって思う。弱くもあり時に逃げたりもする、視野が偏りときに迷う。そこに医療、医師とは何かという問いも合わさってストーリーの先へと引き込まれて2時間があっという間。(三回書いてる)

 

先週の新藤先生とその家族の状況を知っているだけに、仕事にすべてを捧げる生き方にを全肯定はできない。時間を作るために患者を選ぶその行為には反発反感を覚える。しかし小幡先生の医師としての能力が一流なのも事実。どうすればいいのか。その一止の問いは彼のものであると同時にそれは視聴者のものでもある。

そのストーリーもさることながら、福士蒼汰の芯のある演技がそのシンクロをより強めている。私にはそう思えました。彼にとってまだ結論が出ないように医療関係者ではない視聴者にとっても答えは出ない。難しい。

 

小幡先生、まさに味方なら心強いが敵に回すと怖いを体現。一止に知識不足を指摘したときも院長たちに誤診ではなかったと述べるときも常に同じ姿勢を崩さない水野美紀さん半端ない。にしても前半の東西の『北を見失っていない』は小幡先生もそうだったのか。そして自分が原因ってね。深い。小幡先生が先輩らしきこと言ったのってあの場面だけな気がするんだけど、それとは逆に榛名はすっと一止に寄り添ってくれる。もうあの夫婦ずっと見てられる。番外編で二人の一日とか作ってくれないかな。円盤のおまけとか。あ、円盤作ってくれますよね?待ってますよ?

 

てか、術後の伊東四朗さんの『俺の勝ちだ!』に泣いた。ああ医療ってそのためだったわと目が覚めた気がした。とりあえず毎回泣いてる。

 

次回で終わっちゃうのかああああぁ。仕事の繁忙期の癒しが…(ノд-。)クスン