試される大地、ときどき彩の国

ツイッターのプロフ欄の補足、ときどき日記

神様のカルテ・第四夜(最終夜)

考えされられることが多くて思考回路はショート寸前(古)

 

タイトルに『神様』が入っているのとは反対に登場人物たちはどこか普通の人っぽさを感じる話だったなぁと全部観終わったあと思います。全員に抱えるものがあり迷いがあり目指すものがあり欠点があり。医師の話ではあったけれど私の職業には相通じるものを感じました。なんかもう勤め始めて長くなって惰性や妥協で済ませていることをそれではダメなんだなと自身を戒めたいです。はい。

最終話でも一止さんの前にはいろんなものが立ちはだかりましたが、彼はそれが病気(医療)であったり患者であればぶつかることにためらいはないし、何も惜しいものはない。時間軸で勤続10年となった第四夜ではそんなことでは彼は歩みを止めない。

でも障害は同じ医師や日本の医療の根幹となる大学。しかしそれらはただ悪ではなく、大学は高い技術と知識とそして医者を抱え、一止の前に立ちふさがる医師には自ら目指す医療の形がありそれは簡単に間違っているとは言えない。

それでも自らが最善だと信念の中心に据えた医療のため進み続ける一止。なんか病気とか医療とかそういうことだけじゃなくて社会人として考えされられました。

王子様、好青年、ヒーロー的な役が多かった福士君が迷いも欠点もあるそんな一止先生をすごく丁寧に演じていて、この数年ですごく演技に深みが増したなって素人ながらそんなことを思いました。

清野菜名さんとの栗原夫婦も最後まですごく素敵で特に家族三人のスリーショットにはラストまでストーリーの重さを耐える力をもらいました。これで見納めっていうのがすごく残念です。円盤待ってます。

最後にこれだけは言いたいんだけども、貫地谷しほりさん演じる二木さんの最後がスマホの通知で表現されて、彼女を第一に考えて家族三人でいさせた、それしか医師として最後に出来ることがなかった一止の悲しみにガチ泣いた。毎夜言ってるけど大人が本気で泣いた。

 

リピートアフタミー。病気は早期発見早期治療。ちゃんと受けよう健康診断。