試される大地、ときどき彩の国

ツイッターのプロフ欄の補足、ときどき日記

科捜研の女 season20 file8

princessってあだ名(愛称?)あの年齢だと罰ゲームレベルの嫌がらせにならんか?

 

未来の科学者たちに拍手を送るマリコさんと風丘先生の笑顔プライスレス。

初対面から科学モードぶっちぎりのマリコさんがこの20シーズンずっと続いてくれて本当の嬉しい。

マリコさんはもちろん科捜研の女であることを誇りに思ってるし、まさしくprincessが言うように『天職』なんだと自分でも認識してると思うんだけど、医療とか福祉とか直接ダイレクトに人を救うために科学を追及してる人への強い敬意みたいなものをちょいちょい感じるわ。

染物とかQOLを上げるものへの科学利用へのもちろん敬意を払ってるんだけどそれとはまた別レベルというかなんというか。

そこらへんは犯罪捜査へ科学を用いてる自分を客観的に見てるってことなのかな。

土門さんとのバディ的なシーンがあんまりない代わりに宇佐見さんや風丘先生とのやり取りが多くて今回それはそれで嬉しい。

princessトシコが犯人じゃなさそうなのはまぁよくある展開として、風丘先生がマリコさんに鑑定を指示するってレア。

そしてprincessと両親の関係がありきたりの一筋縄でいかない起承転結の『転』がヤバすぎるレベルですごい。

加害者と被害者遺族二人とも生まれた環境で未来が閉ざされていたとか想像外だった。

今回の話はもし殺人を引き起こさないとしたらどうしたらよかったんだろうとつい考えてしまう。本質的なまでに悪い奴がいない。

犯人の青年を除けば誰も悪いことはしていないのに。いやそもそも強盗殺人を起こさなければよかったという見方もあるけれどそれだと2人はそれぞれ科学と教育に貢献することはなかったわけで。

犯人の青年が『光あるところに行きたい』という結論に達せたのも2人と出会ったからだともいえるし難しいね。

でも『自白』という形を迎えらえてよかった。

あと風丘先生が法医学を志すにあたっては自分の能力以外に障害はなかったわけだけど、多分princessトシコはそれを良いことだと思ってくれるんだろうな。性別や生まれた環境で未来が閉ざされる人間が減ること、それが人にとって素晴らしいことだと信じて。

最近の科捜研割とビターな結末が多いし今回もそうではあるんだけど、最後タピオカ食べに研究室に向かう三人の後ろ姿が希望に満ちててほっとした。

このシリーズの主題歌びっくりするほど内容にぴったりだね。偶然もあるんだろうけど、しっかりドラマを考えて歌詞作ってくれたんだなぁありがとう。

 

来週の重大発表ってとうとう映画化ですか?