試される大地、ときどき彩の国

ツイッターのプロフ欄の補足、ときどき日記

新十郎探偵帖 第三話

花田医師がイケオジ…じゃなくて猫を抱き上げる福士蒼汰プライスレス。

 

若村麻由美さんと福士蒼汰君が一画面の中に収まる日をこんな新型コロナが蔓延するときに見ることになろうとは……頑張って生きておくもんだと思いました。

登場人物をすっきりさせて、ハンセン病の部分を差し替えたのは当然として、万引きと商店のくだり(損してない)の部分を今風にすぐ支払ってるのに変えてあったわ。

浅井家を食べ物を扱う店にして病を結核にしたのはすげぇ手腕だと思った。さすが小松さん。

当時の大店の購入方法としてはややおかしいから、ここが時代考証とドラマとしての尺や流れとの兼ね合いが難しいところだよね。

個人的には時代ものをあまり見ないのでこういうストーリーに入りこみやすい変更は歓迎したいところ。ここまでめっちゃ面白かったので緊急事態宣言後に撮影した部分もこの面白さが続いてくれるといいなぁ。

新十郎の過去話を絡めてきたので、原作とはずいぶん雰囲気が変わったけれどもタイトルの万引き『一家』という部分がしっくりくる内容になってた。『女』でもなく『主人』でもなく『一家』。家族の話なんだよね。

しかしさすがNHK。役者さんたちのレベルが高いから引きつけ力が大きい。方言とかもしっかりしてるし。まぁ鶴見さんだしな。

それにしても福士君、がっつりしたおさむらいさん姿もばっちり似合っててびっくりした。これでド直球の時代劇も大丈夫だね。背が高いから背筋を伸ばしてると画面が引き締まるわ。

そういえば梨江さんは家族をすべて亡くしてるということで新十郎と共通点があるのね…なかなか深そうな闇も知識と一緒に抱えてそうな彼を支えて欲しいね。

 

年明けの第四話の原作は2冊目の方かな?