試される大地、ときどき彩の国

ツイッターのプロフ欄の補足、ときどき日記

新十郎探偵帖 第五話

稲森いずみさんが美人過ぎて大伴夫人が美人という設定が霞む。(伊藤歩さんももちろんお綺麗でいらっしゃいますすみません)

 

開始から20分ほどの半分までは第三話とそれを布石にがっつり新十郎の過去に触れてた第四話に比べて探偵帖としてミステリ的展開を主軸に進んでいく回言わば話数消化回ってやつかな、と軽く考えていたのですがやっぱり脚本が小松さんなだけあって後半から怒涛の展開。

特に真相がわかっていくにしたがってのシノブさんの変貌っぷりにぐいぐい引き込まれていきました。鼻で笑いっぷりが腹立つくらい見事でこいつ絶対最後まで黙秘するだろ感がとんでもなかった。大伴氏を演じてた山中崇さんの演技の追い詰められ度合も加味されてもはや恐怖。

てかいかにも怪しそうだった医者は関係なかったんかい。そして撃たれた若者は特に強請ってきたとかそういうのもなかったのかマジ可哀そう。(原作未読)

その上、虎之介が刀に物怖じしない、しっかり武道に通じてることことがわかるシーンや梨江が新十郎に恋する乙女としての一面を見せつつ父親からの事業を受け継いでいてシノブの発言や彼女がこの犯罪に走った理由を経営者として理解するもしくは把握する場面もあり、主要登場人物の掘り下げも見どころあった。

あと新十郎って女性に対してはきっちり敬語なのに最後の方の梨江との会話で一瞬素の口調になっていたので2人の距離がもしかして近づいているのだろうか…そして西郷氏と大久保氏の対立も待ったなしですかガクブル。

結局これまでの話と遜色なくそれはもうがっつり面白かった。次回もいい子で楽しみに待ってます。

 

リスクって英語を梨江が普通に理解していたのは、事業に関する英単語くらいは勉強してる設定なのか時代考証スルー案件なのか気になった(小声)